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骨粗鬆症

骨粗鬆症(骨粗しょう症)とは

骨粗鬆症は、骨の量と質が低下し、それによって骨折しやすくなる病気です。この状態では、転んだりするだけで背骨(脊椎の圧迫骨折)、手首(橈骨遠位端骨折)、太ももの付け根(大腿骨近位部骨折)などが骨折しやすくなります。背中や腰の痛みや、身長の縮小といった症状も見られ、高齢者の中で増加傾向にあります。大腿骨や腰椎は一度骨折すると、日常生活活動度(ADL)を大きく低下させ、寝たきりの原因になることもあります。
また、骨粗鬆症は生活習慣病の一環とされ、予防や早期診断が重要視されています。40歳以上の閉経後女性では数年に一度は骨密度を測定することが推奨されています。

骨粗鬆症(骨粗しょう症)でよくみられる症状

  • 背中や腰が曲がる
  • 身長の縮小
  • 背中や腰の痛み
  • 長引く腰痛
  • 背骨、大腿骨、手首などの過去の骨折歴
  • 甲状腺、副甲状腺、関節リウマチ、糖尿病、腎不全などの持病
  • ステロイドの内服歴
  • 胃の手術歴

腰痛で受診した際のレントゲンで背骨の萎縮や変形、骨折がみられることがあります。
骨粗鬆症は無症状で進行することが多く、骨折後に診断されることも少なくありません。自覚症状がなくても定期的に骨密度を測定し、早期発見と治療を開始することが重要です。

骨粗鬆症(骨粗しょう症)の主な原因

骨粗鬆症は、骨強度が低下し、骨折しやすい状態です。骨強度は骨密度と骨質によって決まり、女性の場合、閉経後に急激なエストロゲン(女性ホルモン)の低下が起こることで、骨量減少に繋がります。また、食事の偏りや不足、運動不足、日光不足、喫煙、過度なアルコール摂取もリスクとされています。生活習慣を見直し、危険因子を減らすことが予防の基本です。

骨粗鬆症(骨粗しょう症)の予防

骨を強化する生活習慣は、食事、運動、日光浴がポイントです。

食事

カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどを摂取し、骨密度を増加させることが重要です。牛乳や乳製品、緑黄色野菜、海藻、大豆製品などを適切に取り入れましょう。

運動

適度な運動は骨に刺激を与え、形成を促進します。日常生活に散歩や階段昇降を取り入れ、筋肉と骨の健康を保ちましょう。

日光浴

ビタミンDの生成には日光が不可欠です。1日30分から1時間程度、手や足を日光に当てることで効果が期待できます。

良好な生活習慣を実践し、骨粗鬆症の予防に努めましょう。

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