一般内科
一般内科では、日常的な急性疾患から生活習慣病やアレルギーまで、幅広い疾患の治療を行います。自覚症状がある場合に、どの科を受診すればいいか迷われる方は、まず一般内科を受診してください。お困りの症状を適切に診断し、治療法を提案いたします。
また消化器内科の専門外来を毎週月曜日午後、糖尿病・循環器外来を土曜日午前(月に1回)に設けておりますので、ご希望の方はお問合せください。
このような症状のある方は是非一度ご相談ください
- 高熱が出て熱が下がらない
- 咳、鼻水、のどの痛みがある
- 胸やけがあり、食欲がない
- 階段を昇ると息切れがする
- 背中や胸が突然痛くなった
- 時折胸が痛む
- 血圧が高い
- 動悸があり、胸に圧迫感がある
- 頭痛や頭がモヤモヤする
- 足がむくんできた
- 発疹がある
- 喉が頻繁に乾き、水をよく飲むようになった
- 尿に異常が見られる(出にくい、近い、量が多い、血が混じる)
- 下痢や便秘、便の色が普段とは異なる
- 疲れやすくなり、身体がだるい
- 体重が増減してきた
一般内科の主な対象疾患
急性疾患
風邪症候群、インフルエンザ、咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎、胃腸炎(腹痛、下痢、 吐き気)、尿道・膀胱炎、熱中症など
慢性疾患
生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、痛風(高尿酸血症)、メタボリック症候群など)、アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息)、貧血、頭痛、慢性胃炎、逆流性食道炎、慢性心不全、慢性腎臓病、甲状腺疾患など
生活習慣病
生活習慣病とは、日常的な不健康な生活習慣が原因で起こる疾患の総称です。喫煙、飲酒、食べ過ぎ、脂肪分や塩分の多い食事、運動不足などが含まれます。糖尿病、高血圧、脂質異常症などが代表的な疾患です。
多くの生活習慣病は、進行するまで自覚症状がほとんど現れません。しかし、適切な治療を受けることで重大な合併症のリスクを減少させることが可能です。健康診断で異常を認めた場合や、以下のような生活に心当たりのある方は、お気軽にご相談ください。
- 20歳のころよりも体重が10㎏以上増えた
- タバコを吸う
- お酒をよく飲む
- 清涼飲料水を常飲している
- 定期的な運動を殆どしない
- 移動の際には車を使うことが多く、あまり歩かない
- ストレスが溜まっている
- 睡眠時間が不足している
- 脂っこい料理をよく食べる
- 濃い味付けが好き
- 満腹になるまで食べてしまう
- 健康診断で異常を指摘された
主な生活習慣病
高血圧
正常血圧は家庭血圧で収縮期血圧<120mmHgかつ拡張期血圧<75mmHgです。収縮期血圧≧135mmHg,拡張期血圧≧85mmHg以上で高血圧と診断します。また、病院や健康診断での血圧が収縮期血圧≧140mmHg,拡張期血圧≧90mmHg以上で高血圧となります。
高血圧は無症状であることが多く放置されがちですが、早期に治療介入しないと動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
多くの場合、塩分過多や運動不足など生活習慣が原因ですが、内分泌異常や腎性高血圧、睡眠時無呼吸症候群によって引き起こされる病態もありますので、健康診断で疑われた場合は早めに受診しましょう。
糖尿病
糖尿病は、血糖値を下げるインスリンというホルモンが不足したり作用がうまく働かず、血糖値を正常域に保てない病態です。1型と2型に分類され、ほとんどは肥満や生活習慣に由来する2型となります。一方で、1型は感染症や免疫異常などが原因で膵臓からインスリンを分泌できなくなることで発症します。それぞれ治療法は異なるため、糖尿病と診断した際はまず自己抗体検査で1型か2型かを区別します。2型であれば食事、運動療法によりある程度コントロールできます。
また、糖尿病には腎症、網膜症、神経障害の三代合併症があり、高血糖の状態が長期間続くとそれぞれ血液透析、失明、足の切断など重篤な合併症を引き起こします。また、動脈硬化が進むことで脳梗塞や心筋梗塞など致死的な合併症を引き起こします。糖尿病は自覚症状に乏しいため健診などで初めて指摘されることも多いです。早期に治療を開始し合併症を予防することが糖尿病の治療目標となります。
また、口渇・多尿・倦怠感・体重減少などは糖尿病で見られる症状ですので、これらの症状がある場合には早急に検査を受けることをお勧めします。
脂質異常症
脂質異常症は血液中のコレステロール値や中性脂肪値が異常になる病気です。
脂質異常症によって症状が出ることは稀ですが、動脈硬化により狭心症や脳梗塞を引き起こすためコレステロール値や中性脂肪値を適切な数値に維持することが大切です。
喫煙,食事,飲酒,運動不足などの生活習慣が主な原因となることが多いですが遺伝的な要因によるものもあります。LDL-C(悪玉コレステロール)値が高く、若くして心疾患に罹った家族がいる方は早期に薬剤療法を介入することをお勧めします。
これらの生活習慣病についても、自覚症状がなくても心当たりのある方は、お気軽にご相談ください。健康を守るために、日頃の生活を見直し、早期の予防・治療を行いましょう。